お葬式のマナーほど、複雑なものはありません。
その時になってあわてないように、しっかりとその為の知識を身につけておきましょう。
最低限必要な知識を解放しました。なお、わかりにくい点がございましたら当社まで問い合わせください。
- ・袋の表に、名目と姓名を記入します。裏の左隅に金額を記入します。
- ・中包みにも、姓名、住所、金額を書いていた方が先方に対して親切でしょう。
- ・表書きは筆で書きましょう。
- ・上書きは「御香典」とするのが一般的です。「御霊前」、「御香料」と書く場合もあります。
持参の心得
- ・香典は、弔事用の紫・紺・灰色などの袱紗を用いるのが正式です。
- ・先方へ差し出す時は、袱紗からとり出し、先方に正面を向けます。
各宗派での違い
宗派 | 上書き |
---|---|
仏式の場合 | 「御仏前」・「御香典」または「御霊前」 |
神式の場合 | 「御玉串料」または「御霊前」・「御神前」 |
キリストの場合 | 「御献花料」または「御花料」 |
一回焼香の場合
※一回焼香の宗派は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)である。
- 【お参りの作法】
- 1.一礼して霊前に進みます。
- 2.右手の親指と人指し指・中指で香をつかむ。
- 3.香を頂かずに、香炉に静かに入れる。
- 4.合掌・礼拝してからさがります。 この順番で行います。
二回焼香の場合
※二回焼香の宗派は、浄土真宗大谷派(東本願寺)である。
- 【お参りの作法】
- 1.一礼して霊前に進みます。
- 2.右手の親指と人指し指・中指で香をつかむ。
- 3.香を頂かずに、香炉に静かに入れる。
- 4.合掌・礼拝してからさがります。 この順番で行います。
回数にこだわらない場合
※回数にこだわらない宗派は臨済宗・曹同宗・天台宗、である。
- 【お参りの作法】
- 1.一礼して霊前に進みます。
- 2.右手の親指と人指し指・中指で香をつかむ。
- 3.左手を受けるような添えながらおしいただくようにかたちで捧げます。
- 4.香炉に静かに入れます。
- 5.合掌・礼拝してからさがります。
キリスト教式では、献花を行います
- ・キリスト教式では、カトリック、プロテスタントとも献花を行います。
- ・献花には一般的に、小ぶりの菊かカーネーションが使われます。
- ・納棺にあたるものは、納棺式です。
- ・通夜にあたるものは、前夜式です。
- ・告別式はなく、葬送式だけです。葬送式には一般の会葬者も最初から参列します。
- 【献花の手順】
- 1.順番が来たら、祭壇に向かって遺族に会釈をします。
- 2.一礼をし、花を両手で受け取ります。
- 3.献花台に進んで一礼し、茎の部分が霊前に向くようにします。
- 4.手を持ちかえ、そっと献花台に置きます。
- 5.手を組み合わせて頭をやや下げ、黙祷をします。
- 6.献花の後、カトリック信者は十字を切る場合もありますが、信者でない場合は、黙祷か最敬礼でもよいとされています。
※最近では、キリスト教式でも焼香が行われるようになってきました。
神式では神社神道・教派神道が玉串奉奠を行います。
- ・仏式の焼香にあたるが、玉串奉奠です。
- ・玉串を霊前に捧げる順番は、仏式と同じく、喪主から血縁の濃い順位です。
- ・参列者が多い場合は、礼拝だけの場合がある。
- 【玉串奉奠の手順】
- 1.祭壇に進んで、神官の前で一礼をします。
- 2.玉串の枝の根元を右に、枝先を左にして受け取ります。左手で枝の下から捧げるように持ちます。
- 3.神官にもう一度礼をし、祭壇前にある、玉串奉奠台の前2~3歩のところまで進みます。
- 4.玉串を軽く目の高さまで捧げ、右回しで回転させます。
- 5.正面を向いたまま少し下がって二礼し、音を立てずに二回拍手(しのび手)一礼します。
- 6.再び神官に向かって一礼し、霊前から下がります。
喪主側の場合
- ・喪主は、通夜・葬儀式・初七日・満中陰の法事などにも喪服を着るしきたりになっていますが、現在では、葬儀・葬儀式のみでもかまいません。
- ・喪主側にあたる人も葬儀・葬儀式には喪服を着用します。
- ・略式の場合は、黒っぽい服装(ダークスーツ)を着用します。
- ・学生の場合は、学生服・セーラー服でもかまいません。(派手な色の付いた靴はさけましょう)
弔問・会葬者の場合
- ・通夜に急いでかけつける場合は平服でもかまいません。
- ・葬儀・葬儀式には、略礼服、または黒っぽい服装(ダークスーツなど)を着用します。
- ・略式の場合は、黒っぽい服装(ダークスーツ)を着用します。
- ・学生の場合は、学生服・セーラー服でもかまいません。(派手な色の付いた靴はさけましょう)
- ※喪服につきましても、当社にて最適なものを用意できます。